環境問題を仕組みで解決する

環境問題を解決するには、理念のみならず技術やビジネスモデルの工夫が必要になります。小さな知恵が、大きな成果を上げると信じています。

持続可能な循環の仕組みを追求する

ビジネスモデルに経済合理性があってこそ、持続可能な仕組みとなります。継続性と拡張性を重視することが、有効な選択肢に繋がると考えます。

自らが仕組みの中心となる

理論的な解決案に終わらず、メーカーとして、循環社会の一部を実証します。自らが手本となり、グローバルな協力者とともに、循環社会を実現させます。

ABOUT US

持続可能なエネルギーを

私たちは、「持続可能な社会の実現を目指し、グローバルな視点で社会に貢献する」という理念のもとに設立された、「エコ実現企業」です。世の中に埋もれている環境技術に注目し、その技術を使って事業化を図ります。小さな範囲から、着実に取り組んでいきます。

BUSINESS

事業内容
廃タイヤチップ由来のバイオマス燃料精製事業を中心とした展開を行っています

大量に廃棄された資源を活用し、再生燃料を自ら製造することによって、循環型社会の創生と温室効果ガス対策の一翼を担います。独自の技術を活用することにより、経済合理性を確保しつつ、継続可能なビジネスを実現します。

・廃タイヤチップ由来のバイオマス燃料精製事業を行っています。

・その他の廃棄物及び植物由来のバイオマス燃料精製事業を行います。

私たちが再生可能エネルギー事業で実証したノウハウを企業、自治体など外部の事業パートナーに提供することにより、より早い循環型社会の実現を目指します。

・バイオマス燃料を使った事業構築(事業再生、街おこし等)を行う企業、地方自治体へのソリューション提供を行います。

・海外パートナーへのソリューション提供を行います。

イノベーションにより、新しい技術やサービスなどの価値の創造や既存事業の再活性を行い、安心・安全で質と生産性の高い、持続的な成長を維持できる社会を構築します。

・革新的かつ創造的経営を行うベンチャー企業に対し、リスクキャピタルを供給し、経営や事業拡大にコミットする事で企業価値の向上を支援していきます。

・環境分野における革新的なスタートアップ企業への投資と投資先への支援を行います。

廃タイヤ再資源化の必要性

廃タイヤ処理の主流であるサーマルリサイクルから、本来あるべきマテリアル・ケミカルリサイクルの方向へ

熱源利用としてのリサイクル

廃タイヤ(使用済みタイヤ)は、年間約1億本(約100万トン)発生していますが、97%がリサイクルされているとされます。これは、リサイクルの優等生とされる、アルミ缶のリサイクル率94%に匹敵する水準になります。ただし、廃タイヤのリサイクルの65%がサーマルリサイクルであり、粉砕して焼却されているのが実態です。欧州のように、サーマルリサイクルをリサイクルとして認めない考え方もあります。

バイオ燃料としてのリサイクル

サーマルリサイクルは、埋め立て処分や不法投棄を抑制することに貢献していますが、究極のリサイクルの姿ではありません。 また、廃棄物由来の他燃料との競合、中心となっている製紙業界の利用量減少、環境負荷の問題などから、廃タイヤの余剰感は高まっています。廃タイヤの増加に対しては、現在ほぼ実用化されていないバイオ燃料化することが、最も望まれる解決策であると考えます。

私たちが、廃タイヤ由来のバイオマス燃料精製に成功した背景

廃タイヤ処理について、廃プラスチックも含めた「油化」という手法は、オイルショック後に流行った取り組みの一環でした。しかし、多くの企業が参入したものの、結局採算が合わずに撤退し、廃タイヤについては、熱源に使うのが一番経済的との結論に至っています。私たちは、この経済性の壁を乗り越え、初めてリサイクル燃料としての現実的なソリューションを導き出しました。

油化プロセスの改良

油化プロセスでは、熱処理を行う事で油分を気化させ、それらを冷却することで原油を製造します。時間のかかる熱処理を効率的に行い、結果として生産性の大きな改善を実現しました。

精製プロセスの改良

バイオ燃料を効率的に精製する触媒技術の開発に成功しました。併せて、産業廃棄物となるべき残渣廃棄物の無害化に成功し、通常の可燃ゴミとして廃棄可能なレベルとすることを実現しました。

精製装置の改良

油化装置、精油装置ともに、既存の装置の活用では不十分なため、プロセスに絡めた独自の設計・改良を加えることにより、望む効率性の実現を可能にしました。

ビジネスとしての工夫

大きな熱源を内包し、天然ゴムを主成分とする廃タイヤの活用は、循環型社会において必要なものでしたが、裁断しただけのタイヤチップの需要には限界がありました。多くの需要が存在するバイオ燃料の製品化を経済合理性の中で実現することが、ビジネス化の肝になると考えました。

環境の変化

余剰廃タイヤの問題に加え、より環境を意識した廃タイヤの活用が求められる中で、一般の企業にも経済合理性のあるバイオ燃料の需要が大きく高まりました。

コラボレーション

Returnableは、世の中に埋もれている環境技術に注目し、その技術を使って事業化を図る事業開発型の企業であります。ファンドのような投資期間や利回りに縛られず、自らの事業として取り組みます。技術特化企業と事業開発企業との融合が、新たなビジネスの創出に繋がると確信しています。

WORKS

循環社会を実現させています

Returnable Co., Ltd.

最近のトピックス

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当社は、2023年4月28日付けで、滝澤産業有限会社(以下、滝澤産業)の株式90%を取得し、連結子会社としましたので、下記の通りお知らせいたします。 記 1.株式取得の理由  当社 […]
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このたび株式会社Returnableは、本社を移転することになりましたので、お知らせ申し上げます。 本社移転を機に、社員一同一層の業容拡大に努め、皆様のご期待に沿うよう尽力してまい […]